以下は地方予選に出ようかと思うんだけれど、経験値不足でも勝てるデッキないですか的ニュアンスで問を受けたことから、先日掲載した安価デッキの解説を記したもの。印刷までして渡そうと思ったら、青緑で出るから赤使いませんとか連絡受けてゲンナリしたという心温まるお話。
だいたい簡単に勝てるデッキなんかネェってのよ!
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地方予選突破祈願短期集中講座
【赤で殴る】
なぜ赤か。
それは足が速いからだ。
五色の中で、移動コストが最も低く抑えられている生物が多い色、これが赤なのだ。しかし数が多いだけで、決して性能に秀でているわけではない。パワーでは緑に、特殊能力では白に劣る。そこで単色ではなく、各色の優れた部分も取り入れた。
それが、この「安価赤白(仮)」である。
デッキの特徴はやはり全体的に移動コストが低いこと。ターン終了時に召喚すれば、?マナで相手エリアまで進軍できる。二体召喚しても?マナで双方を相手エリアまで進軍させることができる。まずは足が軽いということを覚えてほしい。
だが、その分脆い。はてしなく脆い。単体ではどの生物と相打ち以下しか取れない。進軍してきた大型を倒すこともできない。
それでは勝てないのかといえばそうではないのがデロの面白いところだ。
まず、このデッキの指針はこうだ。
1〜2ターン目はマナを貯める。
3ターン目にマナを貯めたらプラン。2マナ生物なら迷わず自軍ライン中央に召喚する。
4ターン目もマナを貯めてプラン。2マナ生物なら召喚し、余った1マナで中央ラインに進軍してスマッシュ。これでスマッシュ?。
5ターン目もマナを貯めてプラン。2マナ生物なら召喚。まず1マナで中央ラインに進軍して「スマッシュしてもよろしいですか」と確認。なにもされなければスマッシュ?。片方が倒されたら残りの1マナで相手ラインに移動してスマッシュ。これでもスマッシュ?。
6ターン目もマナは貯めて…。
このデロというゲームでは、原則多対1を取れない。つまり、こちらが2体の生物で進軍すると大体片方は打ち漏れる。その合間に殴れば次第とスマッシュは貯まる。
対策のないデッキは後手後手になるので、最後は《レイザー》が登場してフィニッシュとなるわけだ。
この序盤の優位というのが大切で、《大砲蜘蛛》や《マキリ》にぶつけられた生物を《ソウル》で討ち取ることができれば、スマッシュが増えるだけでなくマナ比による優位を得ることになる。例えば3マナの生物を2マナのソウルで討ち取ることで、1マナの有利というアレだ。
このマナ比で勝つためには、とにかく中央ラインでスマッシュし続けるというのが大事。欲を出して相手ラインに入ってしまうと、踏み潰さた挙句に進軍されるので相手に大きなアドバンテージを与えてしまう。こちらの2マナ生物に、相手がコストの大きな生物を相打ち上等で召喚し続けなければならない状況を作れば勝利は近い。
相手の色からデッキタイプを判断し、正確にスマッシュを積み上げることができるなら高い勝率を誇ることができる(はず)。
ちなみにこの手の速攻への対抗策は序盤から徹底して生物を除去すること。なので、知っている相手には2戦目苦戦必死。あとは気合。
【デッキレシピ】
3 特攻戦鬼韋駄天丸
3 自走戦鬼大砲蜘蛛
3 小さな刃マキリ
3 ライトニング・スナイパー
3 刹那の魔炎レイザー
2 飛行戦鬼紅蓮朱雀
3 大いなる刃タンネピコロ
2 グレン・リベット
3 宝物庫を守護する獅子
2 聖騎士ホーリー・アロー
2 城門を守護する獅子
3 歴戦の城砦
3 ルビー・ソウル
3 ガーディアン・ソウル
2 大いなる神の手
【解説】
特攻戦鬼韋駄天丸
軽い。足が速い。1マナ。最後の詰め以外では手札からは使わない。あくまでも動き出すのは3ターン目から。それ以前に動いても5ターン目以降ジリ貧になる。
自走戦鬼大砲蜘蛛、小さな刃マキリ
メインアタッカー。2マナで移動は1マナ。軽いのが取り得。移動は前だけでなく横にも移動できるし、同一ターン内なら何歩でも進める。9マスを広く捕らえることが大事。
ライトニング・スナイパー
強力除去。攻撃したときに+3000の能力は、タダで《ソウル》を使ったのと同義。足も軽く、8マナで全てのスクエアを塗りつぶせる。攻撃した度に+3000なので、1体目は4000。次は7000、次は1000まで討ち取れるので覚えておこう。ちなみにダメージは蓄積するが、与えるダメージは常に最大を与えることを忘れずに。
刹那の魔炎レイザー
切り札。可能な限り手札にキープ。プランから出たら我慢してドロー。詰めなら詰める。計4マナでスマッシュ2だが、3マナで相手に相打ち強要という選択肢もある。
飛行戦鬼紅蓮朱雀
足は軽いがやや重く、死ぬとマナが減るので《フンガ・フンガ》に差し替えても良い。これはパワー4000が欲しかったからで、世の中に3000級が圧巻していることから選択。踏み潰しつつ進軍できるのは魅力。
大いなる刃タンネピコロ
火力。基本的にはぶつけるのに使う。相手次第だが攻められるなら強いときもある。原則無理は禁物。レアだが《ボマー・メイデン》に差し替えれば除去能力が向上する。
グレン・リベット
白の火力。基本的にはぶつけるのに使う。中央ラインで攻め続けていると、相手は自軍に生物を召喚し、進軍して踏み潰そうとしてくる。これを討ち取れないとこちらが不利。追加の《ソウル》よろしくぶつけよう。
宝物庫を守護する獅子
白の火力。基本的にはぶつけるのに使う。このデッキの最大の難点は相手生物が自軍ラインを占拠すると、出した片っ端から踏み潰されてしまうこと。自軍召喚なら7000なので、中堅も討ち取れる。できれば手札に握りたい一枚。
聖騎士ホーリー・アロー
白の高性能軽量生物。ぶつけられると+3000。白《ソウル》を足せば7000まで討ち取れる。同系に対しては先に中央を占拠した方が勝つので、出せるなら出したい一枚。二枚なのは持っていないから。後述の獅子と差し替えたいところ。
城門を守護する獅子
白の数合わせ。足も軽く、中央ラインで2000なので次第点。プランからなら出すが、基本的にマナ確定要員。
歴戦の城砦
赤生物を+2000する。出しておくことはせず、コンバットトリックとして使う。プランから出たら中央優先で貼ること。これは相手が中央を嫌がって右か左に生物を召喚すると、反対側に召喚した生物が生き残りやすくなるから。細かなテク。
ルビー・ソウル
赤生物を+3000する。万能トリックだが黒の効果系除去には役立たず。生物以外は原則手札に握り、ワンチャンスを生かすのが得策。《スナイパー》を+3000できれば黒や青のサイズには負けない。その場合、あくまでもバトルに割り込んで使うこと。
ガーディアン・ソウル
殴られると+4000。これが強い。このための白。2000生物さえ6000と相打ち。あくまでも攻撃されたときなので相手に中央を占拠されたときは使えないのが難。
大いなる神の手
ベースを動かせる。採用理由は軽いから。自軍のベースも動かせるので、《城砦》を擬似《ソウル》として活用できる。また、相手が二枚目のベースを張ろうとしたときにレスポンスして、置こうとしているスクエアに相手ベースを動かすと、「同じスクエアに置かれたパーマネントは後に出した方が墓地に落ちる」というルールにより、自動的に破壊される。覚えておくと得するテクニック。
サイドボード候補は、スクリュー・ドライバー×3、チャレンジャ…
だいたい簡単に勝てるデッキなんかネェってのよ!
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地方予選突破祈願短期集中講座
【赤で殴る】
なぜ赤か。
それは足が速いからだ。
五色の中で、移動コストが最も低く抑えられている生物が多い色、これが赤なのだ。しかし数が多いだけで、決して性能に秀でているわけではない。パワーでは緑に、特殊能力では白に劣る。そこで単色ではなく、各色の優れた部分も取り入れた。
それが、この「安価赤白(仮)」である。
デッキの特徴はやはり全体的に移動コストが低いこと。ターン終了時に召喚すれば、?マナで相手エリアまで進軍できる。二体召喚しても?マナで双方を相手エリアまで進軍させることができる。まずは足が軽いということを覚えてほしい。
だが、その分脆い。はてしなく脆い。単体ではどの生物と相打ち以下しか取れない。進軍してきた大型を倒すこともできない。
それでは勝てないのかといえばそうではないのがデロの面白いところだ。
まず、このデッキの指針はこうだ。
1〜2ターン目はマナを貯める。
3ターン目にマナを貯めたらプラン。2マナ生物なら迷わず自軍ライン中央に召喚する。
4ターン目もマナを貯めてプラン。2マナ生物なら召喚し、余った1マナで中央ラインに進軍してスマッシュ。これでスマッシュ?。
5ターン目もマナを貯めてプラン。2マナ生物なら召喚。まず1マナで中央ラインに進軍して「スマッシュしてもよろしいですか」と確認。なにもされなければスマッシュ?。片方が倒されたら残りの1マナで相手ラインに移動してスマッシュ。これでもスマッシュ?。
6ターン目もマナは貯めて…。
このデロというゲームでは、原則多対1を取れない。つまり、こちらが2体の生物で進軍すると大体片方は打ち漏れる。その合間に殴れば次第とスマッシュは貯まる。
対策のないデッキは後手後手になるので、最後は《レイザー》が登場してフィニッシュとなるわけだ。
この序盤の優位というのが大切で、《大砲蜘蛛》や《マキリ》にぶつけられた生物を《ソウル》で討ち取ることができれば、スマッシュが増えるだけでなくマナ比による優位を得ることになる。例えば3マナの生物を2マナのソウルで討ち取ることで、1マナの有利というアレだ。
このマナ比で勝つためには、とにかく中央ラインでスマッシュし続けるというのが大事。欲を出して相手ラインに入ってしまうと、踏み潰さた挙句に進軍されるので相手に大きなアドバンテージを与えてしまう。こちらの2マナ生物に、相手がコストの大きな生物を相打ち上等で召喚し続けなければならない状況を作れば勝利は近い。
相手の色からデッキタイプを判断し、正確にスマッシュを積み上げることができるなら高い勝率を誇ることができる(はず)。
ちなみにこの手の速攻への対抗策は序盤から徹底して生物を除去すること。なので、知っている相手には2戦目苦戦必死。あとは気合。
【デッキレシピ】
3 特攻戦鬼韋駄天丸
3 自走戦鬼大砲蜘蛛
3 小さな刃マキリ
3 ライトニング・スナイパー
3 刹那の魔炎レイザー
2 飛行戦鬼紅蓮朱雀
3 大いなる刃タンネピコロ
2 グレン・リベット
3 宝物庫を守護する獅子
2 聖騎士ホーリー・アロー
2 城門を守護する獅子
3 歴戦の城砦
3 ルビー・ソウル
3 ガーディアン・ソウル
2 大いなる神の手
【解説】
特攻戦鬼韋駄天丸
軽い。足が速い。1マナ。最後の詰め以外では手札からは使わない。あくまでも動き出すのは3ターン目から。それ以前に動いても5ターン目以降ジリ貧になる。
自走戦鬼大砲蜘蛛、小さな刃マキリ
メインアタッカー。2マナで移動は1マナ。軽いのが取り得。移動は前だけでなく横にも移動できるし、同一ターン内なら何歩でも進める。9マスを広く捕らえることが大事。
ライトニング・スナイパー
強力除去。攻撃したときに+3000の能力は、タダで《ソウル》を使ったのと同義。足も軽く、8マナで全てのスクエアを塗りつぶせる。攻撃した度に+3000なので、1体目は4000。次は7000、次は1000まで討ち取れるので覚えておこう。ちなみにダメージは蓄積するが、与えるダメージは常に最大を与えることを忘れずに。
刹那の魔炎レイザー
切り札。可能な限り手札にキープ。プランから出たら我慢してドロー。詰めなら詰める。計4マナでスマッシュ2だが、3マナで相手に相打ち強要という選択肢もある。
飛行戦鬼紅蓮朱雀
足は軽いがやや重く、死ぬとマナが減るので《フンガ・フンガ》に差し替えても良い。これはパワー4000が欲しかったからで、世の中に3000級が圧巻していることから選択。踏み潰しつつ進軍できるのは魅力。
大いなる刃タンネピコロ
火力。基本的にはぶつけるのに使う。相手次第だが攻められるなら強いときもある。原則無理は禁物。レアだが《ボマー・メイデン》に差し替えれば除去能力が向上する。
グレン・リベット
白の火力。基本的にはぶつけるのに使う。中央ラインで攻め続けていると、相手は自軍に生物を召喚し、進軍して踏み潰そうとしてくる。これを討ち取れないとこちらが不利。追加の《ソウル》よろしくぶつけよう。
宝物庫を守護する獅子
白の火力。基本的にはぶつけるのに使う。このデッキの最大の難点は相手生物が自軍ラインを占拠すると、出した片っ端から踏み潰されてしまうこと。自軍召喚なら7000なので、中堅も討ち取れる。できれば手札に握りたい一枚。
聖騎士ホーリー・アロー
白の高性能軽量生物。ぶつけられると+3000。白《ソウル》を足せば7000まで討ち取れる。同系に対しては先に中央を占拠した方が勝つので、出せるなら出したい一枚。二枚なのは持っていないから。後述の獅子と差し替えたいところ。
城門を守護する獅子
白の数合わせ。足も軽く、中央ラインで2000なので次第点。プランからなら出すが、基本的にマナ確定要員。
歴戦の城砦
赤生物を+2000する。出しておくことはせず、コンバットトリックとして使う。プランから出たら中央優先で貼ること。これは相手が中央を嫌がって右か左に生物を召喚すると、反対側に召喚した生物が生き残りやすくなるから。細かなテク。
ルビー・ソウル
赤生物を+3000する。万能トリックだが黒の効果系除去には役立たず。生物以外は原則手札に握り、ワンチャンスを生かすのが得策。《スナイパー》を+3000できれば黒や青のサイズには負けない。その場合、あくまでもバトルに割り込んで使うこと。
ガーディアン・ソウル
殴られると+4000。これが強い。このための白。2000生物さえ6000と相打ち。あくまでも攻撃されたときなので相手に中央を占拠されたときは使えないのが難。
大いなる神の手
ベースを動かせる。採用理由は軽いから。自軍のベースも動かせるので、《城砦》を擬似《ソウル》として活用できる。また、相手が二枚目のベースを張ろうとしたときにレスポンスして、置こうとしているスクエアに相手ベースを動かすと、「同じスクエアに置かれたパーマネントは後に出した方が墓地に落ちる」というルールにより、自動的に破壊される。覚えておくと得するテクニック。
サイドボード候補は、スクリュー・ドライバー×3、チャレンジャ…
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