除去祭り

2005年7月17日 ゲーム
除去祭り
 さてさて久しぶりのデュマス。弱体化の声も高い除去デッキ。果たして本当にそうかってのが今日のお題。マナ加速としての《ロスト・チャージャー》、後続を断つ《スケルトン・バイス》、殴らない勝ち手段《ヘル・スラッシュ》。確かに骨子を支えていたカードは殿堂入りしたものの、除去の本質というのはソコにはない。

 とどのつまり除去デッキとは言葉のとおり生物を「除去」し、相手の殴って勝つという筋を詰むことにある。逆に生物からの打撃を防ぎ、勝ち筋につなぐデッキはすべて除去デッキであるともいえるわけだ。なので次々と生物を除去する、ないし無効化することができるなら別に前述のカードは必要ないかなーと。

 じゃー、断続的に相手の打撃をかわす手段ってのはどんなものか。13マナから《インビンシブル・アビス》を連打できるならそれに越したことはないんだけれど、速攻が4〜5ターンで勝負を決めにくるデュマスというゲームにおいては、序盤は等価交換を繰り返し、中盤多体除去による巻き返し、後半勝ちにつなぐってのが無難だと思う。つことで4つほどデッキを作ってみましたとさ。

 まずはボルメテ型。

4 ブラッディ・イヤリング
4 ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
3 エナジー・ライト
4 エマージェンシー・タイフーン
1 サイバー・ブレイン
3 ブレイン・チャージャー
2 炎槍と水剣の裁
4 クローン・バイス
4 デーモン・ハンド
1 リバース・チャージャー
1 ロスト・ソウル
1 ロスト・チャージャー
2 クリムゾン・チャージャー
3 地獄スクラッパー
3 地獄万力

 早々に《エマージェンシー・タイフーン》、《ブラッディ・イヤリング》で相手に対応し、【チャージャー】呪文でマナを伸ばす。赤の火力で場をコントロールして《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》からの打撃で勝負をつける。
 除去による完全制圧というよりも場をコントロールしながら《ボルメテ》につなぐだけのデッキという感じもする。《炎槍と水剣の裁》や《クローン・バイス》でアドバンテージを稼いだ分だけ勝ちに近づくものの、パワー4000級をメインにしたステロイドには追いつけないかも。まーまーの強さながらガチには程遠いか。

 次はマリエル型。

2 暁の守護者ファル・イーガ
3 粛清者アイザク
4 宣凶師ベリックス
3 予言者マリエル
1 アクアン
3 ストーム・クロウラー
4 魂と記憶の盾
3 エナジー・ライト
1 サイバー・ブレイン
4 クローン・バイス
3 デーモン・ハンド
1 フューチャー・スラッシュ
1 ヘル・スラッシュ
2 リバース・チャージャー
1 ロスト・チャージャー
4 死の宣告

 《予言者マリエル》でパワー3000以上の打撃を封じ、ブロック後アンタップできる無限ブロッカーの《粛清者アイザク》で小型を封じる。この2枚で生物は完全に制圧可能。…かというと実は穴だらけ。まず《アイザク》が各種【ブロッカー】対策で割られる。さらに《マリエル》は焼かれやすい。対策の薄いデッキに対しては抜群の制圧力だが、生物を並べて《マリエル》を《母なる大地》や《アクア・サーファー》で無効化されると以上。破壊効果であれば《邪脚護聖ブレイガー》で対処できるが、前述2種は生物系コントロールのガンなんだな。ま、そんなで完全制圧は困難なので時間を稼いで《ヘル・スラッシュ》や《フューチャー・スラッシュ》を《暁の守護者ファル・イーガ》で回し、対策カードを抜きますよと。《ロスト・チャージャー》殿堂のあおりを大きく受けて弱体化してるデッキタイプ。一応並べて並べて《アポカリプス・デイ》ってのもありかな。生物の大きさに左右されないのでステロやファッティには強いんだけど、ウィニーには手も足も。

 次は《魔天降臨》型。

4 ブラッディ・イヤリング
2 根絶のデクロワゾー
3 ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
4 青銅の鎧
4 デーモン・ハンド
2 リバース・チャージャー
3 ロスト・ソウル
1 ロスト・チャージャー
4 魔天降臨
4 ソイル・チャージャー
3 母なる大地
3 クリムゾン・チャージャー
3 地獄万力

 互いに手札とマナゾーンを入れ替える《魔天降臨》を使った緩やかなロックデッキ。緑のマナ加速と【チャージャー】によるマナ加速および除去で中盤に突入。放っておけば相手の手札は減るのでマナゾーンが肥えたら《ロスト・ソウル》をマナゾーンに置きつつ1発目の《魔天》。2〜3マナから再び緑のマナ加速と各種【チャージャー】で場の制圧とマナ加速。ウィニーやステロは《根絶のデクロワゾー》や《地獄万力》で殲滅して《ロスト・ソウル》、そして2発目の《魔天》。相手の手札は空なので《魔天》でマナゾーンが空にほど近くなる。効果はさながら《ハルマゲドン/Armageddon》。こちらは【チャージャー】が使い回せるので手札の心配もない。《ボルメテ》でジワジワと殴り壊せば試合終了となる。先に述べたボルメテ型よりも除去にループ性があるので生物デッキに分が良いのも旨み。

 最後は本命「化身コン」

3 ストーム・クロウラー
4 ブラッディ・イヤリング
3 恵みの化身
3 ラブ・エルフィン
3 エナジー・ライト
1 サイバー・ブレイン
3 ミスティック・クリエーション
4 デーモン・ハンド
1 フューチャー・スラッシュ
1 ヘル・スラッシュ
1 リバース・チャージャー
1 ロスト・ソウル
1 ロスト・チャージャー
4 死の宣告
4 ソイル・チャージャー
3 深緑の魔方陣

 化身エンジンについては周知のとおり。《ラブ・エルフィン》で呪文のコストが軽減されるので同一ターン内に複数の呪文を詠唱できるのは旨い。完全なロックで相手をガチガチに固められるが試合時間の長さは痛々しいほど。最終的に《ヘル・スラッシュ》を使いまわすことで勝ちにつなぐわけだが、《母なる大地》を使いまわして《冥府の覇者ガジラビュート》でシールドを削ったり《緑神龍ザールベルグ》で土地を破壊したりと187生物をループさせるのも面白い。もちろん面白いのはコチラだけでなので了承の上で調整に持ち込むべきかと。強いにゃ強いが制限時間がね…。

 打撃系には抜群の強さを誇る除去系。問題は制限時間と制圧力のバランスということで周囲の環境に応じたデッキ選択が必要やねというのが結論か。個人的にはボルメテ型が好き。ギャラリー受けが良いってのもあるしな〜。

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